2018年5月30日水曜日

Google Indie Games Festival 2018 ファイナルで頑張ったこと


もう1ヶ月以上前のことになってしまって、今更なんですが、またGoogle Indie Games Festivalの話です。

4/28にGoogle Indie Games Festival 2018のファイナルイベントがありました。

来年はどんな運営になるかもわからないですし、開催するかどうかも未定なようですが、一応来年開催された時にどなたかの参考になればとイベントで頑張ったことをまとめてみました。

システム

まずは、そもそもどのようなイベントだったかの説明です。

2018年の1月から3月までがアプリの募集期間でした。数百のインディーゲームアプリがエントリーしたらしいです。

その中からまずは4月の頭にTop20が選ばれます。

Top20に選ばれると東京で行われるファイナルイベントに招待され、そこで自分のゲームを展示してもらえることになります。

午前中から午後にかけて展示され、その後来場者と審査員の投票によってTop10が決まります。

Top10に選ばれた人はプレゼンテーションを行い、来場者と審査員によってTop3が選ばれます。

ちなみに、1位、2位、3位というのはなくて、Top3が決まるのみです。


頑張ったこと

ゲーム内容

ファイナルイベントで頑張ったことの前に、まずはTop20に残るためのゲーム内容についてです。自分はオサレ感のあるゲームが良いのかなと思って、こういうゲームを作ってました。

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Metasequire - メタセコイア -
Metasequire - メタセコイア -
開発元:Ken Watanabe
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しかし結果的には、このゲームは駄目で、もう1つ、ついでに出しておいた以下のゲームがTop20に残りました。
ネコの絵描きさん
ネコの絵描きさん
開発元:Ken Watanabe
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あとから聞いた話ですと、Top20の作品を選ぶとき、審査員の間で「ちょっとこの絵みてよー。」っと盛り上がったらしいので、そういうのが良かったのかもしれないです。

けど、Top20に選ばれたゲームは多種多様だったので、何かしらオリジナリティや光るものがあれば良いのだと思います。

オサレ感は、そんなに大事じゃなさそうです笑

見た目

以降はファイナルイベントについてです。

歳を取るにつれて、どんどんオシャレから遠のいていましたが、この日のために清潔感のあるオサレ服を買いました。

前日に美容室で髪も切っていきました。

自分は後半、顔がテカりまくってたのであぶらとり紙を持っていけばよかったと思いました。無念。


笑顔づくり

当日、写真を撮っていただくことが何度かあったのですが、口角を上げて歯を見えるように笑う努力をしました。

普段、全然笑わないので口角の筋肉が発達しておらず、なかなか難しかったです笑

目の筋肉はさらに発達していないので、口は笑っているけど目は笑っていない歪な笑顔になってしまいました。

普段から良い笑顔を作れるようにしておくと、こういうときに良いですね。

死んだ目をした笑顔

持ち込み端末

展示用端末を運営側で1台プレイ端末を用意していただけるのですが、多くの人に遊んでもらうために端末を2つまで持っていくことが許可されていました。

当初iPadを持っていこうと思ってたんですが、直前になって「GoogleのイベントでApple製品はあかん!」っと気づいて、直前にヤフオクで手頃なタブレットを2つ買って持っていきました。

さらに前日ホテル入りしてから「自分のゲーム、タッチペンのほうが遊びやすいやん!」っと気づいて、秋葉原に行ってタッチペンを買ってきました。

広報素材

ゲームのロゴの入ったティッシュを配ることや、タペストリーを置くことを検討したのですが、それらは許可されませんでした。

これらは、事前に運営事務局に問い合わせて確認しておきましたので、荷物を増やさずにすみました。

こういった細々としたことの許可確認は事前にどんどん聞いておいたほうが良いと思いました。

展示会用apk

自分のゲームはコンテストの評価を受けるまでに20時間かかる放置ゲームなのですが、さすがに20時間待つのは無理なので、展示会用特別apkを端末にインストールして持っていって良いですか?と聞いたところ、それは許可されました。

デバッグモードを入れた状態のapkを入れて持ってきたチームの方もいたようでした。

体力

展示時間は4時間と一般的な展示会と比較して短いものの、なかなか体力を使います。
1人で参加するとお弁当を食べる時間も取れないので、できれば同行人がいたほうが良いです。

今回、同行人は1人まで可能でした。遠方からの参加の場合、同行人の宿代交通費も出ました。自分はゲームのアートを担当してくれたことりさんに同行をお願いしました。

あと、もちろん前日は早めに寝ました。

プレゼンテーション

プレゼンは事前にプロのレッスンがあるので、ある程度底上げしてくれます。

自分は幸いプレゼン経験がそこそこあったので、そんなに悪いプレゼンではなかったと思います。ただ、今回はTop10に残った人全員軒並みプレゼンが超絶うまかったのでビビりました。

私の今回のプレゼンはゲームの面白さを伝えることよりも、プレゼン自体を楽しんでもらえることを心がけました。結果的に場も盛り上がり、自分もリラックスしてプレゼンを楽しむことができ、良かったと思います。

プレゼンが苦手な方はプレゼンをする場数を踏んでおくと良いと思います。ありがたいことにプレゼンさせてくれるIndie GameのMeetupがいろいろとありますし。

まとめ

以上のようなことを頑張りました。
正直これらがTop3選出に寄与したかはわかりませんが、今後このようなイベントに参加する方の参考に少しでもなればと思います。


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2018年5月29日火曜日

スチールラックが2つ以上置いてある部屋に住んでいる奴は、間違いなくだらしない説




「スチールラックが2つ以上置いてある部屋に住んでいる奴は、間違いなくだらしない。」

昨晩、友人に紹介された経理の方が言っていた仮説です。

タイトルには"だらしない"と言いましたが、より具体的に言うと、いらない物を買いまくって家が物で溢れまくっているということです。

こういう人は、ものをいっぱい買うものの、捨てるということができないんですね。

捨てられないからスチールラックを買って、そこに鎮座させることで安心してしまう。

比較的ものを捨てる派な私からすると、どうせそれ使わないし、置いておいたら部屋が狭くなるでしょ?っと言いたくなってしまいます。

特に一度読んだ本とか、見返すことってどれぐらいあるんでしょうか?

中には見返すものもあると思いますが、大抵の本は一度読んだらそれきりな気がします。

読み終わった本は売って、また読みたくなったら再度買うか図書館で借りれば良いと思うんですよね。

入手困難な本は別ですが。

この仮説を聞いた時に、なるほど結構あたってる気がするって思ったんですが、皆さんの周りはどうですか?

P.S
そもそも、だらしない人はスチールラックも買わず床置きしちゃうので、スチールラック買う人は「だらしない界のしっかり者」という説もあります。

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2018年5月28日月曜日

3年前思いつきでイランに行ったせいで、とんでもなく苦労した件

4月28日 Google Indie Games FestivalでTop3に選ばれる!

4月28日にGoogle Indie Games Festival 2018というイベントでTop3に選ばれました。今回の話の本題とは関係ないですが、ジャンプ+賞も頂くことができました。

選んでいただいたのはこちらのゲームです↓

ネコの絵描きさん
ネコの絵描きさん
開発元:Ken Watanabe
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Top3に選ばれるとGoogle I/Oへの参加が副賞としてもらえます。

Google I/OとはGoogleが年に一度アメリカで開いている開発者向け会議です。会期中にコンサートがあったりと、日本人が会議という言葉からイメージものとは少し違い、3日間に渡って行われるお祭りのようなものです。ちなみに今年の参加費は12万円ほど。

今回のコンテストの副賞として、それらをもらえることは知っていたのですが、まさか選ばれるとは思わずまったく準備をしていませんでした。

パスポートも、どこにやったか忘れていたのですが、それはまあ後からでもなんとかなるだろうと思っていました。

コンテスト後の懇親会の最中、Googleの方から副賞のGoogle I/Oの登録を今すぐやらないとまずいと言われ、懇親会の最中にパソコンで登録をし始めました。

私だけ登録手順を間違って時間が掛かってしまい、懇親会会場のお店も閉まってしまったので、Googleの方と元のイベント会場に戻って引き続き登録作業をすることに。

そして、そこで、ふと思い出したのです、イランに行ったことがある人はビザ免除プログラムが適用されないことを!

イラン渡航歴

アメリカ政府は2016年1月21日よりビザ免除プログラムの改定及びテロリスト渡航防止法の施行を開始しました。
以下の人はアメリカに渡航するのにVISAが必要になります。
日本を含むビザ免除プログラム参加国の国籍で2011年3月1日以降にイラン、イラク、スーダンまたはシリアに渡航または滞在したことがある者
(公務、人道支援、報道等の目的による渡航に対しては個別に審査された後に免除される可能性があります)

参考:https://www.tokutenryoko.com/news/passage/2295

私は、2016年の1月2日から1月9日まで観光でイランに行っていました。このビザ免除プログラム改定の直前です(´;ω;`)

イランのペルセポリスにて。
このときは、まさかこんなことになるとは思いもよりませんでした。


アメリカに入国できない事実を思い出して、私も、付き添ってくれていたGoogleの方も真っ青になります。

さっきまで、すごくハッピーな気分だったのに、一気にどん底になりました。

Googleの方が色々と調べてくださり、どうやら米国領事館に行ってVISAを取れば入国できるらしいことは分かりました。

Google I/Oは5/8からスタートです。残された時間は10日ほど。そして時はゴールデンウィーク真っ只中。はたしてVISAは間に合うのか…

とりあえず、その日のうちにできることはやり、Googleの方からは、あとはVISAを取れるよう全力で頑張ってくださいと言われ、この日は解散。

ホテルに戻った後、今日はTop3に選ばれジャンプ+賞も獲って超絶ハッピーな日のはずなのになんでこんなに絶望的な気分なのだろう、と嘆いていました。


パスポート

まず、何はなくともパスポートがないと始まりません。

今、住んでいる家に無いことは分かっていたので、おそらくパスポートは実家です。

実家に電話し、母親に自室をくまなく探してもらいます。机の中にもなく、かなり苦労して探してもらいました。そして、なんとか無事発見。

速達で送ってもらいました。


VISA申請


VISAをもらうためには、申請用の書類を用意し、日本国内に数カ所ある米国領事館のいずれかに行き面談を受ける必要があります。

面談には予約が必要なのですが、申請サイトで大阪米国領事館で予約を取ろうとすると最短でも5/8以降しか予約日を選択できません。目の前が真っ暗になりました。

しかし、まだ諦めません!大阪以外の米国領事館を調べていきます。すると唯一、那覇の領事館だけは5月2日に面談予約が入れられるようでした。

これは、もう那覇まで行くしか無い!

格安航空券サイトを見ると、往復3万円ぐらいのチケットがありました。

しかし、ここで一瞬疑問が頭をかすめます。そもそも面談してすぐにVISAを発給してもらえるのだろうか???

そこでネットで調べると通常1週間程度掛かると書かれています。ネットで見かけた最速の人でも面談後3日程度は掛かっていました。

たとえ、那覇の領事館で2日に面談を受けたとしても、そっから1週間後にVISAを受け取るのでは間に合いません。

ましてやゴールデンウィーク中です。通常より遅くなるのは想像に難くありません。

もはや無理か...

力なく、渡米を諦めるつぶやきをFacebookに書き込んだのでした...



「諦めるな」の声。緊急面談予約というシステム

ほぼ諦めていたところに、友人がVISA取得に詳しい知人に聞いてみてくれるとメッセージをくれました。

その知人の方の情報によるとVISAの発給には緊急面談予約というのがあるということでした。

さっそく緊急面談予約について調べ、緊急予約が必要な理由、もし渡米できなかったときの米国側のデメリット等を英語で書き、Webサイトで申し込みました。

しかし、何度申請をしてもシステムエラーで失敗

結局、なんどもやり直しを試みたためVISA発給代金が3回分掛かってしまいました(´;ω;`)

何度もやってもうまくいかないため、大使館に電話して確認しようとするもゴールデンウィークなためお休み中。

電話はできなかったもののWebサイトに問い合わせ口があり、そちらから英語で問い合わせると、1日後に返信が来ました。

どうやら失敗しているように見えた緊急予約ですが、システム的には5/7の9時で予約できているよとのこと。

ただ、まだまだ不安なことはありました。この時点でB1ビザ(短期商用ビザ)の申請に必要なGoogleからの招待レターは届いていない状態。

その状態で領事館が緊急面談予約を受け入れてくれるかどうか非常に不安でした。

申請してから2日後、領事館から緊急面談予約を受け入れるという連絡が来ました。5/7の9時に来てねとのこと。

さらに1日後、Google様からB1ビザ申請用のレターが届きました。

これで申請に必要な書類自体は揃えることができました。

ただ、そもそも緊急面談予約をしたからといって、通常は1週間程度掛かるVISAの発給がすぐに発給されるかどうかは分かりません。

気になって、領事館に問い合わせたところ即日発給というのは基本的にはないとのことでした。今まで例外的に翌日発給というのがあったことはあるらしく全ては領事様の御心次第とのこと。

ダメ元で5/7大使館での面接にのぞむしかない!っと覚悟を決めるのでした。

大阪の米国領事館へ

いよいよ5/7。朝から米国領事館へ向かいました。超例外的に即日VISA発給される可能性を考慮し、すぐに渡米できるように準備をして領事館に向かいました。

ちなみに領事館は荷物チェックが厳しく、持っていけるものは小さいバッグや書類のみと非常に限られています。

渡米用のスーツケースなどは大阪駅でコインロッカーに入れて向かいました。

領事館の入り口で荷物チェック、ボディチェックを受けたのち、面談へ。面談する場所は遊園地の入場券買うところみたいな感じでした。窓口がいくつかあり、窓口の前に立って奥にいる領事館の方とお話します。

面談はすぐに終わりました。背の高い白人のおじさんに「あなたはゲーム開発者なんですね。いいですね〜。」「アメリカにはビジネスで行きますか?」「イランに行ったんですね。観光ですか?」などと簡単な質問をされて終了。

1分もかからない程度の短い時間で終わりました。しかし、最後に「VISAは1週間ぐらいで届くよ。」っと言われ、「えっ!」っとなります!

「それじゃあ、意味ないんだよ!」って心のなかで叫びました。こっちの事情は全然伝わっていないようです。

「ちょっ、ちょっ、ちょっと待って、明日からカンファレンスなんです!」っと焦ってお願いしました。すると、別の窓口に案内するからそっちで話してくれと言われました。

案内された窓口からは、アメリカのドラマに出てきそうな気の強そうな女性の方がでてきました。しかも、めちゃくちゃ機嫌が悪そうでした。

「すぐにVISAが必要なんです!」っというと、キレ気味で「何でもっと早くに来ないんですか?」とか「なんでESTAで行かないの?」っと言われました。

「4月28日に決まって、領事館に来られる日が今日が最速なんです!」、「イランに行ったからESTAで行けないんです!」、「郵送じゃなくて、受け取りに来ることもできるのでお願いします!」っと説明したところ、「アメリカ人に聞かないと分からないんで、ちょっと待ってください。」と言われました。

5分ほど待って、先程の女性が戻ってきました。なぜか分からないですが、先ほどとは打って変わってニコニコしています。たぶん、特に理由もなくギリギリのタイミングでVISA申請にくる人が多いので、さっきはピリピリしていたんだと思います。

「郵送でなくVISAを受け取りに来て良いと領事に受理されました。ただ、印刷の関係で明日に用意できるかはちょっと不確定です。明日の朝8:30にいつVISAを受け取れるか電話で連絡します。」とのこと。

即日発給はしてもらえなかったものの、なんとか明日VISAを受け取れる可能性がでてきました。明日VISAを受け取れれば、時差の関係でGoogle I/Oには初日の途中から参加できます。

5/8 再び米国領事館へ

5/8。この日も朝から米国領事館へ向かいました。今回も、すぐに渡米できるように準備をして領事館に向かいました。

発行されていたらすぐに受け取れるように8:30には大阪駅に着いて待っていました。

しかし、20分ほど過ぎても電話が来ません...

おかしい...

めちゃくちゃ焦りました。嫌な予感がします...

スマホを何度もチェックしていて、気づきました!

スマホがおやすみモードになっている!!!

もしや、これのせいか!

急いで問い合わせます。領事館には直接電話できなかったのでVISA発給センターに電話しました。

電話が受け取れなかった可能性があることを伝えると、担当部署に連絡しておきますと言って頂けました。

しかし、その後30分以上待つも向こうからの連絡は来ない...

電話が来てないのでVISAが準備できたのかも分からないし、勝手に取りに行って良いのか分かりません。しかし、このまま待ち続けるのも不安なので、意を決して領事館に向かいました

領事館の前にいる係の人にVISAを受け取りに来たと伝えると、名前を聞かれ、すんなり入ることができました。どうやら、私が今日訪問することは既に登録されていたようでした。

指定された窓口に向かうと、特に何も言われずすんなりVISAをゲット!こんなことなら最初から電話を待たず取りに来ていればよかったです。

航空券をゲット

VISAをゲットしたのでさっそく航空券を予約します。

大阪駅のコインロッカー近くでPCを取り出し、テザリングで航空券予約サイトを開き、航空券をゲット。

予約が直前になってしまったため、Google様から指定された予算をオーバーしてしまいましたがなんとか航空券をゲットしました。

すぐに関空に向かい、現地で必要な日焼け止めや帽子を買った後、飛行機に乗り込みました。


到着。しかし...

到着したものの、サンフランシスコ空港の入管審査待ちがめちゃくちゃ長かったです

15:00に着いたのに入管の手続きができたのが17:30過ぎ。

なぜ人を増やさないんや...

審査自体は特にトラブルもなく、終わりました。

しかし、ここまで入管に時間がかかるとGoogle I/Oのチケット受け取りの時間が心配になってきます。

事前に届いていたGoogle I/Oからのメールによると、チケットは本日の19時までに会場で受け取ってねとのこと。

入管を終わった後、急いで荷物を取り、Simカードを買い、Uberでタクシーを捕まえます。

運転手さんに19時までに行けそうかと聞くと「大丈夫、間に合うよ。」とのことで一安心。

しかし、いざ近くまで行ってみると交通規制がされていて会場付近で車を止めることができません!

仕方がないので、ちょっと離れたところで降りて、あとは走ります!

そして、なんとか締切5分前にチケットをゲット!


その後

Google I/Oとしては、その日の夜と、次の日の一日を楽しんで日本に帰ってきました。

緑のドロイド君

2日目にはJusticeのコンサート

バッチリ展示されてました。日本語だけど笑

5/12日からBitSummitというインディーゲームの祭典が京都で行われて、そこに自分も出展しているので、I/Oの最終日は参加せずに帰国しました。

I/Oの会場が意外と寒かったことと、強行スケジュールで疲れが溜まったこともあり、風邪を引いてBitSummit中はずっとお腹を下していました。

何はともあれ、無事にアメリカに渡米できてよかったです。

イランなどの国に行ったことのある方は、くれぐれも気をつけましょう。


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2018年5月18日金曜日

個人ゲームアプリ開発者の売上状況 〜賞を頂くと売上はどう変わるか〜


どうも、すいません。久しぶりの更新です。Indie Games Festivalの直後にブログを書きたかったのですが、いろいろとバタバタしていて遅くなってしまいました。

唐突ですが、せっかくなので上の絵の答えは何でしょう?(答えは、この記事の最後に書いておきます。)

最近の収入


最近の収入ですが、20万〜90万と幅広いです。2月は20万ぐらい、3月は90万ぐらい、4月は50万ぐらいです。広告がうまくいった月は収入が大きかったですし、試しに海外に広告展開して失敗とかした月は収益が少なかったりしています。

この数値は、"売上 - 広告費"でして、新作ゲームの素材(アート、サウンド)の料金とかをこっからさらに支払っています。なので、そんなにウハウハではないです。

新作ゲーム

4月にMetasequire、5月におしのびさんというゲームを出しましたが、収益はからっきしです(´;ω;`)
Metasequireは1ヶ月で9000円ぐらい、おしのびさんは5日間で1500円ぐらいの収益です。

Metasequire - メタセコイア -
Metasequire - メタセコイア -
開発元:Ken Watanabe
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おしのびさん ソラオの手裏剣ショット
おしのびさん ソラオの手裏剣ショット
開発元:Ken Watanabe
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今の収益のメインは、"Divide"と"ネコの絵描きさん"で、あと"Solokus"がちょびちょび稼いでくれています。


Google Indie Games Fesival 2018 でTop3に選んでいただきました!

4月28日、Google様が開いてくれたイベント Indie Games Festival 2018 にてTop3に選んで頂きました。

こんなイベントです↑


任天堂を退社してから、何も結果を残せなかったらどうしようとビクビクしていましたが、これで少し結果を残せたかなと。

私は会社にいたとき、任天堂の社員は凄い人ばかりだなと思っていました。そこで、もし、自分が退社後何も結果を残せなかったら"任天堂社員ってたいしたことないな..."って思われてしまうことを恐れていました。

また、逆に自分が活躍することで「やっぱ任天堂社員ってすげーんだ」って思ってもらえたら嬉しいなと思っていました。今回ほんのすこしそれが達成できたかなと思って、嬉しいです。

加えて日頃から私の活動に興味を持ってくれたり、サポートしてくれたり、相談に乗ってくれたりしてくれた方々に、少し報いることができたのではないかと思っています。
皆様のおかげで頂けた賞です。ありがとうございます!

Top3を取ってからの変化

正直言いまして、売上がドーンと上がったとか、そういうのは無いです。売上は数%ぐらいあがったかも...っというぐらいです。

この後、Google Play Storeにて特集が組まれたりするらしいので、そうしたら売上がドーンとのびるかもです。

今のところ目に見えるような変化は少ないですが、今回の賞を頂いたことが自分の信頼になり、今後お仕事がしやすくなるだろうという感触はあります。

今回Top3を頂けたことは、たまたま審査員の方に私のゲームを気に入ってくれた方がいたからだと思っております。審査員の方が変われば、また結果も変わっていたことでしょう。

ゲームデザインを本格的にやり始めたのは2年前に独立してからで、まだまだヒヨッコです。ゲームデザイナーだったら当然知っているべきことを、まだまだ全然分かっていません。

今後もまだまだ勉強が必要と思っているのでご教授していただければ幸いです。これからもたぶん駄作をいっぱい出してしまうと思うのですが、長い目で見て頂けると幸いです。

ジャンプ+賞

今回、Top3に選ばれた他に、ジャンプ+賞というのも頂きました。ジャンプ+の版権を使ったゲームを作れる権利と制作費を最大1000万円まで出してくれるというものです。

まだ、詳細は言えませんが集英社の方と「こんなゲームにしましょうか〜」と相談しております。自分の提案した企画案をポジティブに受け取ってもらっており、自分の作りたいものが作れそうです。ありがたいことです。

できれば今年中にはリリースしたいと思っていますので、もう少々お待ちください。

その他

賞を頂けたからというわけではないですが、今回、このようなイベントを開いてくれたGoogle様には本当に感謝しています。

インディーゲーム開発者にとって、目標とするものが増えたことは単純にすごく良いことだと思います。今後もこのイベントが続いていくことを期待しております。

今回のIndie Games Festivalの副賞の中にGoogle I/Oへの招待があったのですが、渡米するのに並々ならぬ苦労をしました。これについては、また後日ブログにまとめたいと思います。

冒頭の画の答えは「とのさまばった」でした。(「」内を選択で答えを確認できます。)

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